2008年10月31日金曜日

Halloween

今日10月31日はHalloweenです.私もイギリスに来て3ヶ月が過ぎようとしていますが,その節目の日でもありますから,少々贅沢な晩ご飯を頂くことにしました.写真にあるようにPumpkin Beerがメインディッシュです.(というのは冗談で,豚肉のスペアリブのオーブン焼きを頂きました.ちなみにビールはカボチャでできているわけではありません.)

近所では子供たちが仮装をして"Trick or Treat"とドアをノックしてお菓子をもらいに家々を回っています.うちの子も負けじとその辺で買ったダースベーダーのお面と黒いゴミ袋で仮装してお菓子をもらいに行きました.(右端)左の子供たちは同じ学校のお友達です.

以前”恐るべし息子”と紹介しましたが,今日も何も勝手が分からないのにどんどん近所のドアをノックしてはお菓子をねだっている息子を遠目で眺めつつ(こいつは大物になるな!)と密かに思ったのでした.

Lake District

子供の学校がShort Breakに入りましたので,休暇を取り湖水地方(Lake District)に行ってきました.私の住むNewport PagnellからはMortar Way (M1, M6)を通り5時間ほどで行くことができます.イギリスの高速道路は無料と聞いていたのですが,途中M6 Tollという表示があり何も分からないまま進んで行くと料金所に遭遇しました.M6は無料と有料の区間があり,たまたま有料の方に進入してしまったようです.
湖水地方ではWindermere Lakeの近くで3泊しましたが,なんと2日目の朝に初雪を見ることができました.朝方の気温は既に−4度ほどですので,秋の湖水地方を堪能する予定が一足早く冬の湖水地方を見ることができました.上の写真はGrasmere Lakeで撮った写真です.天気はずっと曇りがちだったのですが,ちょうど晴れ間が現れ,とてもきれいな景色を見ることができました.
最終日にはWindermere Lakeを見渡せる展望台に登ってみたのですが,すでに遠くには雪山を見ることができました.(上の写真)

イギリスはサマータイムも終了し,どんどん昼間の時間が短くなって行きます.もう午後4時にはあたりが薄暗くなってしまいますので,また来年の7月の日照時間が長いときに湖水地方を訪れてみたいと思います.

2008年10月22日水曜日

Unbelievable!

ブラックマンデーならまだしも,ブラックウィークにより世界の金融市場が大きく揺れています.イギリスのBBCでも毎晩のように金融危機について報道しています.我が家も例外ではなく,投資信託の価値は半減,イギリス入国前に日本円をポンドに換えたお金は,為替レートの変動の影響を受け,大きく評価損となってしまいました.私が昨年夏,イギリスに来たときのレートは1ポンド250円,ところが今日はとうとう1ポンド160円を割ってしまいました.Unbelievable!ちなみに下のレート表はYahooファイナンスから先ほど入手したものです.
毎日口座残高を見てはため息ばかり.しかし,残りわずかの日本円で為替レートの恩恵を享受しようと,とうとう登山靴を買っちゃいました.(下の写真)
イギリスと言えば,おもな娯楽はウォーキングだそうです.イギリスの友人は,みな公園に行ったり,Public Footpathに出かけるときは登山靴に履き替えるようです.私も家族でちょくちょく裏の草原に散歩に出かけていますので,専用の靴を買おうと考えていたところでした.

来週は子供の学校がShort Breakに入り,週末を入れると10日ほどの休みになります.私たちも数日かけて湖水地方を回る予定にしています.天気がいいことを祈るばかりです.

2008年10月16日木曜日

大学の様子

ようやく熱が下がりました.ずっと熱が38度以上で,解熱剤も効いてくれないので一時はどうなることやらと心配してしまいました.どうしようもないのでメディカルセンターに電話してお医者さんに診てもらうことにしました.朝電話すると受付のおばさんが 10 to 4に来てください,というのでもちろん3時50分のことだとは分かったのですが,朝電話して4時頃に来いというのは聞き間違いかと思い,Excuse me?と何度も聞き返すと,'10 minutes before 4 o'clock'と何度も諭すようにいわれるのでそのまま引き下がったのでした.こっちは高熱で大変だ,と言っているのに他にいい医者はいないのかと子供の同級生に日本人が一人いますので,そのお母さんにお尋ねしたところ,日本人のお医者さんが夜だけ診察してくれるけれど費用は高い,メディカルセンターはすぐに診てくれることはないが費用は「ただ」という話を聞き,だったら・・・ということで診察を待つことにしたのでした.診察してくれたお医者さんはとても親切でしたし,処方していただいた薬もとても効いてくれたので,その後順調に回復することができました.(もちろん,薬は実費負担です.1週間分の抗生剤で7ポンドほどでした.)
さて,大学の方はというと10月に入りそれぞれの大学院コースが始まりましたのでキャンパス内はずいぶんにぎやかになってきました.上の写真は私のデスクがある建物の写真ですが,修士課程の学生にはデスクが与えられませんので,彼らは常時この建物に滞在することはありません.博士課程の学生にはデスクがありますので,私のデスクの周囲にも新しい学生らしき人をちらほら見かけるようになりました.ただ,日本と違って大学院生というとわりと年配の方も大勢いますので,どれが先生でどれが学生なのか,私には見分けがつきません.
大学関係者の特典として,とてもいいなぁと思ったのはコーヒーと紅茶が飲み放題だということです.こちらの写真のようにコーヒー・サーバーがそれぞれの建物に設置されており,いつもで自由にいただくことができます.また,コーヒーを飲んだり,簡単な打ち合わせができるようなスペースも十分に設置してあり,そういう意味でもとてもくつろいだ環境で研究に専念できるのです.

2008年10月15日水曜日

深まり行く秋

秋がどんどん深まって行きます.気温はすでに私に言わせれば冬なのですが,あたりはつい心奪われるほどの秋景色です.上の写真は研究室の私の机から見える木なのですが,ちょっと一息つきたいときについついぼーっと眺めてしまいます.
こちらの写真は大学にあるSocial Clubですが,早く言えばBarのことです.大学内にはあちこちにこのようなBarがあります.たまにランチと一緒にビールを飲んでいる人を見かけますが,大学のスタッフではないでしょうね.^^
先週末には近所にあるForest Parkに行ってきました.絶好の行楽日和で公園ではランニングで汗を流す人,小さな子供たちと散歩を楽しむ人々,たくさんの人々が秋の晴天を満喫していました.しかし,私はこの日の午後から扁桃腺炎で4日間高熱にうなされることになるのでした・・・.

2008年10月8日水曜日

ある晴れた秋の日

まずはイギリスの交通について少しお話ししましょう.イギリスの交通に特徴的なものとして,交差点に「信号」ではなく「roundabout」というものがあります.上の写真の左の方に看板が見えますが,交差点では右側から来る車が優先で,右側から来る車がなければroundaboutに侵入して行きたい方向に優先的に進むことができます.最初は戸惑うことも多かったのですが,だいぶ慣れた今では非常に便利なシステムだと思うようになりました.ちなみに対面通行でroundaboutがあれば,右折車が優先となり,直進車は一旦停止しなければなりません.何かちょっと違和感を感じますね.
こちらの写真は夕方に草原に散歩に行ったときに撮ったものです.10月に入り,一気に気温がぐっと低くなりました.日差しも随分低く感じられるようになり,8月初めに来たときには9時頃まで薄明るかったのですが,今では6時前には太陽が沈んでしまいます.これからますます日が短くなって行きますが,10月下旬にはサマータイムも終わり,日本との時差が1時間長くなるそうです.


2008年10月4日土曜日

日常の食卓

さて,イギリスでの食卓は,というと「イギリスは食事がちょっと・・・」という先入観があると思いますが,以前にも触れたようにちゃんと自炊すればこれが大変おいしい食事を楽しむことができます.上の写真は私たちがイギリスに来る前に購入した「海外仕様の炊飯器」とお米5kgです.「ゆめにしき」とありますから,日本から持ってきたのかと思われるかもしれませんが,なんとイギリスにいて購入することができます.しかもなんと「欧州産」なのです.パッケージは日本風ですが,れっきとした「イタリア産」です.イタリア産のコシヒカリだそうです.値段は11.9ポンド,ちょうど日本のブランド米と同じくらいです.
今日の夕食は,イギリスに来て初めて「まき寿司」を作りました.そして,毎晩の夕食には欠かせない「イギリス産ビール」イギリスのビールはALEというらしいのですが,いろいろと銘柄が多く,毎回楽しんでいただいています.価格は日本より高めですが,せっかくイギリスに来たのですから・・・というように妻を説得している毎日です.