2009年8月4日火曜日

デービッド・パーカー教授

 7月31日となり,クランフィールドでの在外研究も終了することになりました.
 1年間お世話になったパーカー教授と記念撮影です.パーカー教授も9月で定年退官となり,私とクランフィールドとのつながりも残念ながら終了です.幸いにもバーミンガムのアストン大学のデービッド・サール先生と共同研究がスタートすることになり,イギリスの研究者との交流は将来にわたって継続することが決まりました.

 これでイギリスの生活を紹介してきたブログも終了します.1年間ご覧いただきありがとうございました.

2009年6月30日火曜日

Narrow Boat Trip

 先週末,所属するSoMのスタッフ家族と院生とでNarrow Boat Tripに出かけてきました.Narrow Boatとはイギリス中に張り巡らされている運河を移動する幅の狭いボートのことですが,ライセンスなしで誰でも気軽に楽しむことができます.
 上の写真のように,自分でエンジンを動かして舵を取ります.仕組みは簡単ですが,結構技術が必要です.ボートに乗っている女性はSoMのスタッフであり友人のChrisの奥さんです.
 後ろから見るとこんな感じです.今,Lock(水門)についたので,みんなで水門を開けて通過しようとしている所です.
 当然,高低差がありますから上の写真のように水位を調整するためにあちこちにLockが設けられています.案外構造もシンプルで,簡単に操作することができます.でも,素人が一人で操作するのは無理なようです.

 1日だけのボートの旅でしたが,本当に楽しい経験をすることができました.

2009年6月22日月曜日

夏至

 昨日は夏至の日でした.イギリスも一番長い昼を迎えました.
 上の写真は,午後10時過ぎに自宅から西の空を撮影したものです.10時を過ぎても空は薄明るいままです.
 さて,今日は所用でロンドンまで行ってきました.ついでにロンドンにある日系の百貨店「三越」のクロネコヤマトのカウンターで荷物の発送の手続きを済ませました.三越ではお昼時にお弁当を販売しています.私も妻と一緒に焼き魚弁当と炊き込みご飯弁当を買って,バッキンガム宮殿横の公園でお昼を頂きました.久しぶりの和食に大満足です.^^

2009年6月21日日曜日

研究室にて

 研究室の友人,Dzungが新しいレンズを買ったということで,早速写真を撮ってくれました.
 彼曰く,外が明るくて室内が暗くてもこんなにきれいに写真が撮れるらしいのです.確かに良くとれています.彼は今,買ったばかりのカメラとレンズで写真を撮りまくっています.ちょうど来週末ナローボート旅行に出かけることにしていましたので,誘ってみたところ,快くOKの返事をくれました.家族3人の写真をいっぱい撮ってもらおうと思います.

2009年6月12日金曜日

Weather

 イギリスは非常に天気の変わりやすい国です.
 先日,Willen Lakeに行った時に撮った写真ですが,見て分かるように左半分は曇り空,右半分は晴れ間が広がっています.イギリスの雲は,特に雨が降るときは非常に流れが早く,1日のうちに,晴れ,曇り,雨,曇り,雨,曇り,晴れ・・・と何度も天気が変わります.(ほとんど曇り空が多いのですが.)ということで,イギリスでは日本のように降水確率という天気予報はあり得ないのです.これは,本当に生活してみないと分かりませんね.^^;

Aston Business School

 Prof David Parkerの紹介で,バーミンガムにあるAston Business SchoolのDr David Saalを訪問しました.
 Dr Saalはイギリス水道事業の実証分析では第一人者であり,ヨーロッパ各国の水道事業の分析,および米国その他各国の公益事業の効率性の計測を行っています.今回の訪問は,私の現在の研究についてアドバイス・コメントをいただくものでしたが,将来的に共同研究を行うという方向で話をすることができ,非常に有意義な訪問となりました.

2009年6月5日金曜日

卒業式

 今日は,Cranfield UniversityのSchool of Managementの卒業式が行われました.修士と博士を修了した学生が誇らしげにローブをまとって式に臨みました.
 上の写真は,同じ研究室で学んでいるSuman Neupane氏です.今日の卒業式で賞をもらったそうです.先日娘さんが誕生したばかりで,喜びもひとしおです.しかし,彼曰く「博士課程はまだ始まったばかり・・・」彼は次の博士号取得に向けて,すでに研究を始めています.
 こちらの写真は,すでにCranfield UniversityでLecturerとして勤務しているDr. Aamir Khanです.左端に私の妻も一緒に写っています.Dr. Aamirにはこちらにきていろいろとアドバイスをいただき,本当にお世話になっています.彼は英語はもちろん,フランス語,中国語,そして彼の母国語と非常に国際感覚に富んだ才能をいかんなく発揮しています.

 今日は一日,お祭りのような雰囲気でしたが,現役の学生にとってみれば1,2年後は自分が・・・ということで,浮かれることなくまた研究室に戻ってもくもくと自身の研究に打ち込んでいました.

2009年6月2日火曜日

南海岸

 先日,子供の学校の休みを利用して,イギリスの南海岸まで行ってきました.
 まず訪れたのは”白亜の壁”で有名なSeven Sistersです.上の写真のように,真下から見上げる絶壁は見事です.
 上にも登ってみました.遠くまでビーチが見渡せて,まさに絶景です.
 その後,世界遺産でもあるストーンヘンジを見に行きました.近くに入らないように柵が設けてあり,遠くから眺めるだけでしたが,不思議な建造物の神秘さを感じることができました.

2009年5月27日水曜日

St. Albans

 先日,友人の勧めで車で40分ちょっとのところにあるSt. Albansに行ってきました.
 St. Albansはわりと大きな街でしたが,歴史もかなり古いようで,上の写真は1400年初頭に建設された街のシンボル”Clock Tower”です.
 実は,ここを訪れたもう一つの目的が「おいしいワッフルが食べられる」という話を聞いたからでした.日本人観光客にも穴場として結構知られているらしいのです.
 さてさて,お味の方は・・・もちろんDelicious! かりかりに焼いたワッフルにアイスクリームを乗っけて最高です.^^

2009年5月25日月曜日

バンク・ホリデー

 5月に入って,ずっと曇りがちの寒い日が続いていたのですが,ようやく最近になって気温もぐっと高くなり,夏らしい日々が続くようになりました.
 久しぶりに朝から天気がよかったので,外で朝食をとることにしました.いつものように中国風のおかゆとパンとサラダという定番の朝食です.
 今日はバンク・ホリデー.いわゆる祝日のことです.天気もいいので近くのカンプベル・パークに行ってみました.一度,運河をナロー・ボートで回ってみたいと考えていましたので,その視察もかねての訪問です.
 さてさて,今日の晩ご飯は裏庭でバーベキューに挑戦しました.ホームセンターで買ってきた簡易バーベキューセットに火をつけてシーバスを焼いてみました.なかなかおいしく出来上がったので大変満足しています.^^

2009年5月17日日曜日

日照時間

だんだんと日照時間が長くなって行きます.

上の写真は,自宅の前を午後9時に撮ったものです.とうとう9時を過ぎても明るくなってきました.子供に「寝なさい!」というのがちょっとかわいそうな気がしてきます.
春になって,近所では一斉に庭仕事が盛んになってきました.私たちも,せっかく庭のある家に住んでいますから,家の周辺に花を植えようとガーデニングのお店に行ってみることにしました.いろんな種類の花の苗が売ってあって,見て回るだけでも結構楽しめます.店内で目にした上の看板に,思わず立ち止まって笑ってしまいました.イギリスではスーパーで良く見かける広告に「Buy One Get One Free」という広告文句があります.要するに「1つ買えばもう一つはただです」という意味ですが,この看板はその広告文句をうまく生かしたジョークですね.^^


私には,こちらのほうが合っているようです.^^

2009年5月11日月曜日

我が家のプジョー

週末,天気がよかったので,自宅の裏庭の片隅に放置されていた古ぼけたベンチにペンキを塗ることにしました.
当初は明るい黄色で塗る予定でしたが,お店に気に入った色がなく,結局赤色に塗ることにしました.思ったよりなかなかいい出来栄えに,ちょっと満足しています.^^ ペンキが余ったので,ついでにさびだらけの一輪車も塗ってしまいました.
ペンキを塗っていると,近所に住むイギリス人ご夫婦が自宅に遊びにきました.実は,奥さんが過去に日本で6年間生活したことがあるということで,日本語がぺらぺらです.ご主人が家の車をじろじろと見ているので,お聞きしたところ,何と家のプジョーはフェラーリのデザインも担当していたという「ピニンファリーナ(Pininfarina)」がデザインした貴重なタイプらしいのです.その証拠に,車の横に上のようなデザインが施されています.

また,助手席のダッシュボードには上のように名前が入っています.「まさか家のぼろ車が・・・」と思ったのですが,見る人が見れば,貴重な車だったんですね.車を手放す際の参考にしようかな?

2009年4月28日火曜日

草原は今,春まっただ中です.
冬の間に蓄えられた脂肪を燃焼するために,草原に出てランニングしています.息子と一緒にタウンセンター方向に走っているところですが,空を眺めるととてもユニークです.本当に雲が”浮かんでいる”ように見えます.山のないイギリスならではの風景です.

2009年4月21日火曜日

Summer Term

息子の学校もいよいよSummer Term(夏学期)が始まりました.あわせて,早速今日からRunning Clubが始まります.
天気のいい朝にみんなで学校に向かっているところです.イギリスは法律で16歳までは子供を一人にしては行けません.なので,学校の登下校もかならず親と一緒でなければならないのです.
家に戻ってみると,表の庭には何と珍しく”ヘビ”の子供がうずくまっていました.イギリスは寒い土地柄のせいなのか,ヘビは3種類しかなく,毒蛇が1種類,そうでないものが2種類いるそうです.イギリスの友人は今年で48歳ですが,今までイギリスで野生のヘビは見たことがないそうです.ちなみにこのヘビは一番ポピュラーなgrass snake(無毒)のようです.
だんだん日が長くなっていますが,上の写真は午後8時30分頃に撮ったものです.4月中旬でこの明るさですから,夏至の頃には寝る時間でも明るいのでしょうね.^^

2009年4月20日月曜日

草原の春

3月の終わりにサマータイムとなり,最近はずいぶん日が長くなってきました.そこで・・・冬の間にぶくぶくたるんできた体を草原をランニングして鍛えることにしました.
草原に出ると・・・そこはタンポポの花で鮮やかに彩られていました.
さらに草原の周辺には桜の一種と思われる花が見事に咲き乱れています.草原は今,春真っ盛りです.

2009年4月3日金曜日

桜!?

日本では桜が咲き始めたという便りを頂きました.ところが,何とクランフィールドでは一足早く桜が満開です.
ここは日本ではありません.イギリスの片田舎,クランフィールド大学のキャンパス内ですが,きれいな桜が太陽の光を浴びて輝いています.

2009年3月23日月曜日

春・・・

イギリスもどんどん春めいてきています.先週,ロンドンのセミナーに参加してきましたが,会場近くのSt. James Parkにも水仙の花が見事に咲き乱れていました.でも,ロンドンを歩いていると日本語があちらこちらから聞こえてきて,何だか懐かしいのか・・・不思議な感じがします.

上の写真は自宅のあるNewport Pagnellの何でもない土手なのですが,勝手に咲いているのか誰かが植えたのか,白と黄色の水仙がとてもきれいに咲いていました.
Willen Lakeではアイスクリームを売るワゴン車に行列ができていました.息子にせがまれ買ってみましたが,まだちょっと寒いですね.

2009年3月16日月曜日

春の花

さて,春の訪れを知らせてくれる花を考える時に,何を思い浮かべますか?梅の花か,桜の花か,それぞれに春の花をイメージしますが,イギリスにいて春を一番感じさせてくれる花として水仙をあげることができます.
この写真は近所に咲いている水仙ですが,本当にあちこち見事なほどに咲き乱れています.これほどたくさんの水仙を今まで見たことがありません.最近,日が長くなってきたことと,暖かくなってきたことで気分もずいぶんうきうきしてきましたが,水仙がさらにその気持ちを盛り上げてくれます.

2009年2月13日金曜日

Airfirld

ようやく雪も落ち着きました.でも,まだまだ大学の飛行場には雪が積もっています.下の写真は昨日撮ったものです.ちょうどヘリコプターの練習機が飛び立ったところです.
こちらの写真は今日撮ったものですが,だいぶ雪が溶けて滑走路が見えてきました.パイロット候補生の人たちもようやく練習再開と行ったところなのでしょう.

2009年2月7日土曜日

Blue Sky

大雪から一夜明けた今日は真っ青な青空が広がりました.タウンセンターの外れにある広場も今日は一面雪で真っ白です.
自宅の裏へ10分ほど歩いたところに,小さな湖がいくつか点在しています.湖面は昨晩のマイナス6度の気温で凍っていました.息子と雪の固まりをいくつか投げてみましたが,なかなか割れません.
さらに奥に歩いて行くと小さな小川が流れています.雪で覆われた今日は,またさらに景色が抜群です.
夕方,Willen Lakeまで行ってみました.いつもとは違った風景に,しばし時を忘れたかのように見入ってしまいました.
この雪が全部溶けた頃,きっと春が近いことを強く実感できるのだと思います.

2009年2月5日木曜日

Very Very Unusual Snow!

イギリスは,とうとう45年ぶりの大雪となりました.情報では,1963年以来の大雪だそうです.今日はほとんどの学校が休校となりました.下の写真は朝8時頃に自宅前を撮影したものです.近所の人も朝から仕事に行く人もいれば,結局車が出せず,仕事に行けなかった人もたくさんいました.私は・・・もちろん大学に行けるはずもありません.
さて,息子は朝から大はしゃぎ.二人で裏庭で大きな雪だるまを作りました.なかなか雪も大きくすると重いもので,頭をつけるのにも一苦労です.
どうやら雪は今週末まで降り続くそうですが,今晩は気温がマイナス4度まで下がるということです.車の周りの雪が凍ってしまうと大変なので,雪かきをしました.これまた重労働で,たくさん着込んで外に出たのですが,最後は汗がだくだくになりながらの作業となりました.
せっかくですので,草原の方まで散歩に行くと,そこには誰が作ったのか,おおきな雪だるまが立ちはだかっていました.
金融危機に45年ぶりの大雪,たった1年のイギリス滞在でたくさんの貴重な経験をすることができました.あと6ヶ月,さあこれからどんなすごいことが起こるのでしょう?

2009年2月3日火曜日

Heavy Snow !

イギリスは18年ぶりの大雪になりました.飛行機も鉄道もキャンセルが続出したそうです.一夜明けた今日,青空が広がり辺り一面真っ白の雪に覆われた風景は,まさに絶景でした.下の写真は,School of Managementの正面を写したものです.
Cranfield大学には滑走路がありますので,そちらまで行ってみました.予想通り,滑走路は雪で真っ白に覆われています.
ついでに,School of Engineering の建物に入ってみました.さすがに航空の研究で最先端を行く大学らしく,入り口には飛行機の模型が飾ってありました.
ここでは飛行機とヘリコプターの免許も取れるそうです.機会があればぜひ訪れてみてください.