学会報告

リパプール大学で国際学会（ヨーロッパ地域学会，ERSA）がありましたので，研究発表してきました．その時の写真が以下のものです．



出来栄えは，近年で一番よくありませんでした．準備不足というのが最大の理由ですが，さらに越えなければならない壁をしっかりと見極められましたので，それはそれで収穫だったと思います．

学会には神戸大学の恩師：水谷先生と水谷門下生の福山平成大学：浦西先生，近畿大学：田中先生とともに参加しました．夕食を一緒にとった時の写真が以下のものです．

リバプールといえばビートルズ．たまたま宿泊したホテルの真下がビートルズのショップでしたので，記念に帽子を買いました．リバプールはクランフィールドに比べるとはるかに都会ですので，何かとあわただしい様子は日本を思い出させてくれます．やはり田舎の風に吹かれてゆっくりできるクランフィールドが私には合っているとあらためて思った４日間でした．

研究室

今日は研究室の紹介です．私のデスクはマネジメントスクールの博士課程の学生の部屋（Ph.D student room）にあります．周りの人たちはほとんどが博士号を目指している学生さんたちばかりです．まだ夏休みなので，部屋にはほとんど人が来ていません．研究室の様子は以下の写真の通りです．








さて，イギリスにきて３週間がたちましたが，１週間ほど前にようやく住居を見つけることができました．当初は大学に隣接する村にすむ予定でしたが，大学のスタッフや学生も常に探している状態で，日本からやってきた私が探すのは不可能に等しく，結局大学から車で１５分ほどのところにあるNewport Pagnellという町に住むことにしました．実はここ，昨年クランフィールドに来たときに宿泊したホテルがある町なのです．





Newport Pagnellから大学には現在はバスで通勤するのですが，なんと２時間に１本しかバスが走っておらず，一番早いのが９時３０分，日本では到底考えられないレベルです．しかも，昨日は２回乗り過ごしてしまい，結局４時間をロスしてしまいました．なんとか早く車を購入したいと考えています．

しかし，Newport Pagnellの自宅裏には広大な草原が広がっており，前にも紹介したPablic Footpathを通ってバス停に行くことができます．その様子が下の写真です．毎日曇り空で雨も不定期に降るのですが，下の写真はたまたま天気がいい時に撮ったものです．

次回はリバプールの学会の様子を報告したいと思います．

Public Footpath

　宿泊しているＢ＆Ｂのあるクランフィールド村とクランフィールド大学の間には大学所属の エアフィールド（滑走路）があります．そのため，大学に行くためには直線距離では近くても バスを使わなければなりません．バスは５分くらいで初乗り１ポンド（約２００円），しかし， 系統によっては２時間おきや１時間おきもあたりまえ．必ずしも大学へのアクセスはいいとは いえません．そこで，思い切って歩いてみるのですが，歩道は家屋のあるところのみで，あと はほとんど自動車専用道路状態．かなり危険なアドベンチャーとなります．

　そこで，大学もイギリスにはあちこちにあるPublic Footpathを通ってクランフィールド村に 行く方法について情報提供をしています．そこを通って通勤している様子が以下の写真です．

　なんとこのPulic Footpathは，滑走路の端っこや羊の牧場の中を歩くようになっていました．もちろん，羊がたくさんいますから，地面には羊の糞がたくさん．気をつけないと靴の裏が危険な状態になってしまいます．

　さて，この日も朝から雨続きで気温がぐっと下がり，うかつにも風邪をひいてしまいました．しかし，夕方には大学で知り合ったイギリス人の友人とタイ料理のレストランで久しぶりのライスを食べ，かなり気分を良くしてB&Bに帰ったのでした．

クランフィールド到着

　８月１日，ロンドンに到着しました．ヒースロー空港からは地下鉄に乗り換えバッキンガム宮殿近くに予約したホテルに向かいました．ロンドンでは週末でしたので３日間滞在し，週明け４日の月曜日に赴任先であるクランフィールドに向かうことにしました．バッキンガム宮殿の写真が以下のものです．

４日のお昼にクランフィールドに到着しました．天気はイギリスに来てほぼ毎日雨が降っています．現地の人はいつも通りだと言っていますが，われわれにしてみれば雨具の準備はしていなかったし，まさか８月初めにジャケットがいるとは予想もしていなかったので，なれない天気に振り回されてばかりです．下の写真は，宿泊先のＢ＆Ｂ近くから大学のある方向に向かって撮ったものです．まさかこれが大学の周辺だとはだれも思わないでしょうし，これが８月１０日に撮った写真であるとは信じてもらえないでしょう．こんなに天気が良くても，これくらいの服が必要なのです．

　では，また近々近況報告します．